2012年1月27日金曜日

追加DNA鑑定はしない意向(東京高裁)


再審の是非の判断に移行

東京高裁は、これ以上の追加鑑定は行わないという意向を、弁護団、検察双方に伝えた。これにより、証拠調べを打ち切り、再審の可否を判断するものと見られる。

本ブログ既報の通り、昨年9月に開示された42点の新証拠(つまりこれまで検察が隠していた証拠)のうち15点の鑑定が今月までに終わっており、検察は正式鑑定書が出来上がるのを待って3月16日までに意見書を提出するとしている。
その後、残り27点の追加鑑定を行うか否か(弁護団は必要なしとしている)が当面の焦点だった。
讀賣新聞1月25日朝刊によれば、高裁はこの追加鑑定を行わない意向を、弁護団、検察双方に伝えたとされる。。
したがっていずれにしても3月19日の次回三者協議をもって証拠調べを打ち切り、再審を開始するか否かを決定する最終プロセスに入る可能性が強まった。

<文責・今井恭平>