竹内氏獄死から44年
昨年(2011)11月10日、三鷹事件で唯一有罪(死刑)となった竹内景助氏の遺族が、再審請求を行い、東京高裁が受理した(担当は第4刑事部)。事件発生(1949年7月15日)から実に62年ぶりのことである。
10人の被告人の中で、なぜ竹内氏だけが有罪となったのか?米国による占領下の日本でおきた3大国鉄事件(他に、下山事件、松川事件)の中で、唯一死刑確定者を出した事件の真相はなんだったのか?
一旦は自白に追い込まれながら、無実を訴えて1931年に再審請求を起こした、竹内氏は、1967年に無念の獄死をした。今回の第2次請求は、その遺志をついで、44年ぶりにおこされたものとなる。
本誌最新号(15号)では、事件と再審請求について、詳細な記事を掲載したので、ぜひお読み頂きたい。