2012年5月14日月曜日

名張毒ぶどう酒事件 いよいよ再審開始決定へ!!


名張毒ぶどう酒事件(詳細は本誌2009年6月号)の異議審差し戻し審の決定期日が、5月25日(金)午前10時と明らかになった。

1961年の事件発生からは、すでに51年を経過した冤罪事件で、一審無罪(津地裁)だった奥西勝さんは、二審で逆転有罪・死刑判決(名古屋高裁)を受け、その後刑が確定。死刑囚として無実と再審を訴え続けている。
2005年、第7次再審請求が認められ、再審開始が決定された。しかし、検察が異議を申し立て、2006年、名古屋高裁がこれを認めて再審開始決定を取り消した。(門野博裁判長)
奥西さんは特別抗告を申し立て、これを受けた最高裁は2010年、原決定を取り消して名古屋高裁に再び差し戻し、これまで同高裁刑事2部で審理が行われてきた。

こんどこそ、86歳の無実の死刑囚、奥西勝さんの再審開始が決定され、すみやかに無罪判決が勝ち取られなければならない。