2015年2月4日水曜日

冤罪File NO22号好評発売中!

理不尽極まりない「無実の罪」が生まれる構図を追及する、日本で唯一の冤罪専門誌「冤罪File」の最新号が1月28日(水)発売となりました!
内容を一部ご紹介・・・


▲河野義行さん 
「冤罪が起こる可能性まだまだ
たくさんある」

オウム真理教松本サリン事件冤罪被害者の河野義行さん巻頭インタビューを始め、
◆広島介護施設高齢者焼殺事件
◆三鷹バス痴漢冤罪事件
◆北九州幼児傷害致死事件
◆秋田県強制わいせつ事件
◆都立小学校教師強制わいせつ事件
◆広島元アナウンサー銀行置き引き事件・・・等々
報道機会の少ないこれらの事件や裁判について、「冤罪が生まれる構図」を徹底追及しております。

是非、全国の書店にてお求めくださいませ! 書店にない場合は、書店員の方にお伝えのうえご注文ください。amazonでもご購入いただけます。

http://www.amazon.co.jp/dp/B00L1C3260

何もやっていないのに牢獄に閉じ込められ、家族や仕事や人生そのものを滅茶苦茶に破壊する冤罪被害・・・はたして日本の裁判は本当にこれで良いのでしょうか? 「冤罪File」はすべての日本人に問題を提起します。

2015年1月11日日曜日

飯塚事件に関する報告会のご案内

表題の「飯塚事件報告会」が1月18日(日)に福岡で開かれます。以下、案内を転載します。

1992年2月に飯塚市で発生した幼女誘拐事件(いわゆる飯塚事件)について、無実を訴え続けた久間三千年さんが死刑に処せられてから早くも6年が過ぎました。久間さんの無念の思いを引き継いで遺族が提起した再審請求事件 は、現在福岡高等裁判所で即時抗告審が係属中ですが、死刑判決の根拠となっ たDNA型鑑定や目撃証言について、様々な矛盾が明らかにされつつあります。
同事件については、これまで、遺族のプライバシー等に配慮して、事件の真相を市民の皆様や研究者、弁護士、報道機関の方々に広くお伝えする場を設けることを自粛してきましたが、今回、ご遺族の同意を得て、初めての真相報告会を下記の要領で開くことといたしました。
この報告会をスタートとして、「飯塚事件再審請求を支援する会」の結成へとつながることを願っています。
一人でも多くの方々のご参加をお願いいたします。

〇日時・場所
日時:2015年1月18日(日) 午後2時~
場所:福岡県弁護士会館3階ホール(福岡市中央区城内1-1)
※参加費無料、申込不要

〇進行予定
(1)弁護団からの報告
  1. 飯塚事件再審請求の意義と今後の課題
  2. 真犯人の血液型をどう特定すべきか
  3. 本件で実施された4つのDNA型鑑定の結果をどう評価すべきか
  4. 本件犯行に使用された車両の特定に関する目撃証言の信用性について
  5. 繊維鑑定の結果は、情況証拠となりうるのか
(2)家族からのメッセージ
(3)弁護団からの決意表明
(4)飯塚事件再審請求を支援する会」結成の呼びかけ

〇お問い合わせ先
飯塚事件弁護団事務局(弁護士法人德田法律事務所内)
〒870-0034
大分県大分市都町2-7-4
TEL: 097-537-3344
FAX: 097-537-4329


2014年12月2日火曜日

次号発売日 平成27年1月28日(水)

大変お待たせしておりました次号発売日は、来年1月28日(水)に決定しました。読者の皆さまからは、沢山のお問合わせを頂き、誠にありがとうございました。すでに気鋭のライター陣によって精力的に取材活動が展開されております。とても悲しい現実として今なお理不尽な冤罪に苦しみ、懸命に無実を訴え続けている被害者が存在します。かけがえのない人生を無残にも破壊する冤罪の恐ろしさと無念さは筆舌に尽くせません。どうして冤罪は起きるのか? どうして冤罪はなくならないのか? 『冤罪File』はこれからも、冤罪が疑われる多くの事件を取り上げ、様々な問題点を深く掘り下げ、読者の皆様にお伝えしてまいります。小誌『冤罪File』を今後ともよろしくご支援くださいますよう伏してお願い申し上げます。


2014年10月6日月曜日

お詫びと発売日延期のお知らせ


冤罪File7月増刊NO.21号におきまして、次号の発売日を9月28日と予告しておりましたが、諸事情により発売が来春まで延期となりました。
正式な発売日については、決まり次第本サイトにてご案内いたします。読者の皆様、関係者の皆様にご迷惑をおかけしておりますことを謹んでお詫び申し上げます。

冤罪ファイル編集局

2014年3月28日金曜日

袴田巖さん 48年ぶりの雪冤へ確かな一歩

捜査当局のねつ造を厳しく批判した画期的再審開始決定

2014年3月27日、午前10時、静岡地裁(村山浩昭裁判長)は袴田巖さん(78歳)に対する再審開始の決定書を、姉の秀子さんや弁護団に手渡した。
 決定は、「ほぼ弁護団の主張をそのまま認めたといってよい」と西嶋弁護団長らが高く評価するように、これまで指摘され続けてきた無実の証拠と捜査当局による証拠ねつ造を明確に認定したものとなっている。
 ことに原審で有罪の最大根拠とされた「5点の着衣」について、ねつ造との疑いを払拭できないなどと指摘したことの意味は大きい。
 その上で、これ以上の拘置を続けることは「耐えがたい不正義」であるとして、死刑の執行停止だけでなく、拘置の停止(釈放)も決定した。
 静岡地検はこの決定に抵抗し、拘置を続けるようにとの抗告を行ったが、静岡高裁は「拘置の停止を取り消す職権発動はしない」と決定。即日、袴田さんの釈放が決まった。
 午前11時半からの記者会見を途中で退席した秀子さんは、ただちに東京拘置所に袴田さんを出迎えるために出発。
 東拘では3年半ぶりに面会が実現(この間、袴田さんは面会を断り続けてきた)。「再審開始だよ、釈放されるんだよ」という秀子さんの声に「嘘だ」と信じられない様子だったというが、それから数時間後には本当に釈放となり、秀子さんや弁護団とともに47年9ヶ月ぶりに自由を取り戻して外の世界への一歩を踏み出した。
 弁護団によれば、窓の外の景色をじっと見ていたが、めだった反応はなかった。しかし途中で休憩のために車を停めると「歩きたい」といって外に出て、周囲を歩き回った。
 「自由に歩けるんですよ。釈放されたこと分かりますか」と尋ねると「ありがとう」との答えが返ってきたという。
 袴田さんは高齢に加え、確定死刑囚としての長い拘禁によって苦しめられた肉体と精神の健康を回復するために今後、しばらく療養しつつ再審にそなえるものと思われる。

今井恭平

2014年1月6日月曜日

謹賀新年

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

「冤罪File」第21号は、
2014年5月発売の予定です。

新たな誌面でリスタートする次号に、どうぞご期待ください。


2013年12月3日火曜日

無実の死刑囚奥西勝さん・袴田巖さんを救え!!12・8 支援の集い


冤罪File が協賛する上記集会が以下のとおり開催されます。

2013年12月8日(日)
午後1:30~4:00(開場 午後1:00)
日比谷コンベンションホール(日比谷図書館地下)
 会場へのアクセス  http://hibiyal.jp/hibiya/access.html
協力券・500円

主催 実行委員会
協賛 『冤罪File』

●記念講演
「死刑再審事件の現状と課題」
 大出良知・東京経済大学現代法学部教授
●名張毒ぶどう酒事件弁護団報告
●冤罪袴田事件・朗読劇
●サックス演奏 中川美保

名張毒ぶどう酒事件の奥西勝さん(87歳)は事件発生から52年間、袴田事件の袴田巖さん(77歳)は事件発生から47年間、無実を訴え続け、裁判のやり直しを求めています。両氏は、死刑の恐怖と長い過酷な獄中生活のなかで健康も心配されています。
 足利、布川、東電OL事件で再審無罪が確定する一方で、死刑再審について裁判所、検察は頑なに再審開始を阻もうとしています。ぜひ、多くのみなさんに名張、袴田両死刑再審事件の真実を知っていただき、支援を拡大するために、以下のような集会を行います。ぜひ多くの方々のご参加をお願いいたします。