▲絵/林眞須美(大道寺幸子基金の死刑囚絵画展応募作品から)
3月14日(土)和歌山カレー事件弁護団主催の「和歌山カレー事件東京報告集会」が開かれます。以下、案内を転載します。
http://masumi-shien.com/tokyo_hokoku_syukai_20150314.pdf
彼女のことが嫌いでも
彼女の無実は知ってください
林眞須美さんは犯人なのか?和歌山カレー事件
噂の深層
東京報告集会
入場無料/カンパ大歓迎
3月14日(土)午後6時開演
文京区民センター2A会議室
都営三田線「春日駅」そば
地下鉄丸の内線「後楽園駅」より3分
JR「水道橋駅」より10分
◆解説
河合潤(京都大学工学研究科教授)
◆特別講演佐藤優
◆挨拶
鈴木邦男(林眞須美さんを支援する会代表)
神田香織(講談師)+香織倶楽部
弁護団から
鈴木邦男(林眞須美さんを支援する会代表)
神田香織(講談師)+香織倶楽部
弁護団から
◆MC
ジョー横溝
◆主催
和歌山カレー事件弁護団
ジョー横溝
◆主催
和歌山カレー事件弁護団
◆連絡先
〒107-0052 東京都港区赤坂2-14-13 港合同法律事務所
TEL 03-3585-2331 〒107-0052 東京都港区赤坂2-14-13 港合同法律事務所
FAX 03-3585-2330
和歌山カレー事件
1998 年7月25日の夕方に事件は発生。和歌山市郊外の新興住宅地域での夏祭りで、何者かがカレーに猛毒のヒ素を混入、60 人以上が急性ヒ素中毒 になり、うち4人が死亡する大惨事となった。マスコミは林眞須美死刑囚のことを「平成の毒婦」と呼ぶなど、過熱する報道合戦により多くの人は彼女が真犯人であると思うに至る。
やがて彼女は逮捕、起訴されたが、一審の和歌山地裁では黙秘したままで死刑判決が宣告される。二審の大阪高裁では一転して自分の言葉で無実を訴えたものの控訴棄却。最高裁でも上告棄却の後、判決訂正申立も棄却され、死刑判決が確定した。
裁判の最大の争点は、カレー鍋に混入されたヒ素が彼女の周辺から見つかったヒ素と同一かどうか。有罪の決め手となった鑑定書は、他の学者によって不正確であると指摘されている。さらに、彼女がカレー鍋の近くにいて怪しげな動作をするのを見たという目撃証言の信用性も疑わしいとの指摘がある。薄い状況証拠のみで有罪、ましてや死刑にしてもよいのか、疑問視する声が強まっている。
裁判の最大の争点は、カレー鍋に混入されたヒ素が彼女の周辺から見つかったヒ素と同一かどうか。有罪の決め手となった鑑定書は、他の学者によって不正確であると指摘されている。さらに、彼女がカレー鍋の近くにいて怪しげな動作をするのを見たという目撃証言の信用性も疑わしいとの指摘がある。薄い状況証拠のみで有罪、ましてや死刑にしてもよいのか、疑問視する声が強まっている。