2012年2月23日木曜日

ホームページ再開


メンテナンスにお時間をいただき、
お待たせして申し訳ありませんでした。


下記のマイナーチェンジを行いました。

 *HPトップページにフォトフラッシュ機能を追加しました。
 *事件別ブログを編集局公式ブログに統合しました。
 *ご意見・お問い合わせ機能を追加しました。


どうぞよろしくお願いいたします。

2012年2月12日日曜日

えん罪・神戸質店事件支援する会が結成

2005年10月、神戸市で起きた質店主殺害事件で、冤罪を訴えながら無期刑が確定したOさんの無実の声に応え、2月11日、神戸市内で支援する会の結成総会が開かれた。


事件から1年10ヶ月後に逮捕されたOさんは、一貫して無実を訴え、2008年6月、一審神戸地裁で無罪判決を受けた。だが検察が控訴し、2009年9月、逆転有罪で無期刑となり、昨2011年12月、上告が棄却されて刑が確定した。
事件現場に、Oさんの指紋や煙草の吸い殻(Oさんと唾液のDNAが一致)が残されていたことが有罪の根拠とされた。しかし、Oさんは電気工事の下見で現場に立ち入ったことがあり、指紋等が残っていたことには納得のいく理由がある。だが、不確実きわまりない目撃証言もあわせて、大阪高裁(小倉正三裁判長)が有罪とした。
上告審は2年もかかって、「上告理由にあたらない」との門前払い判決で刑を確定させた。Oさんは本年1月から確定受刑者となり、刑務所に移送されたが、必ず再審で無罪を勝ち取る、と支援者らに語っている。
2月11日、市内で集会をもった家族・友人・支援者が「えん罪・神戸質店事件支援する会」を結成し、今後再審・無罪に向けた活動をしていくことが確認された。
集会には、昨年5月、再審無罪を勝ち取ったばかりの布川事件の桜井昌司さんも駆けつけ「こんなでたらめな判決がまかり通る筈はない。必ず再審で無罪が勝ち取れる」とエールを送った。



本事件については、弊誌第8号で詳細に報じているので参照いただきたい。
<文責・写真/今井恭平>

2012年2月11日土曜日

北陵クリニック事件 守大助さんが再審請求

2001年に仙台市の北陵クリニック(すでに閉鎖)で起きたいわゆる筋弛緩剤事件で無実を訴えながら千葉刑務所に無期刑で服役中の守大助さん(40)が、2月10日午後2時、仙台地方裁判所に再審請求の申し立てを行った。その後記者会見した弁護団によれば

  1. 有罪の根拠となった大阪府警科捜研の鑑定を真っ向から否定する新たな鑑定(東京薬科大学・志田保夫元教授)によって、患者さんから筋弛緩剤は検出されていないことが証明された。
  2. 患者さんの急変は、筋弛緩剤によるものではありえず、他の病因によるものとして完全に説明可能(長崎大学・池田正行教授による鑑定意見書)
  3. 守大助さんのいわゆる「自白」なるものや公判での供述は、無実の人の供述として自然であり、真犯人の供述としては不自然、という心理学的供述分析鑑定(奈良女子大学・浜田寿美男名誉教授)

という3つの科学鑑定を中心として、事件の核心に迫り、原判決を覆すまったく新たな証拠を得た、と再審への自信を示した。
再審請求提出後に行われた支援者の集会で、阿部泰雄弁護団長は、「原審ではいっさいの科学的鑑定等が否定された。裁判所が新証拠の科学鑑定をしっかり理解し、正しい判断をしてくれるよう、働きかけていく」と話し、また検察の未開示証拠の開示や三者協議の実施を強力に働きかけていく、と語った。



北陵クリニック筋弛緩剤事件については、弊誌第2号に詳細な記事があるので、参照して下さい。
<文責・写真/今井恭平>

2012年2月5日日曜日

北陵クリニック事件再審申し立てと支援行動


2月10日(金)再審請求の申し立てを行うにあたって、弁護団と支援団体は以下のような行動予定をたてている。

12時~13時 
仙台市一番町フォーラス前にて宣伝

13時50分より
仙台地方裁判所にて弁護団を激励

14時
弁護団、再審請求申立書提出
ただちに支援者に報告

14時30分頃
ホテル・ベルニア仙台にて弁護団記者会見

15時頃より

仙台市戦災復興記念館地下展示ホールにて報告集会
(弁護団、両親、県内外からの支援者が参加します)

2012年2月4日土曜日

2月2日、証拠開示命令を申立て

昨2月2日、三鷹事件再審弁護団は、東京高裁第4刑事部に対し、証拠開示命令申立書を提出しました。


開示命令を求めたのは、竹内景助さんや目撃者らの供述調書など21項目にわたります。
同日、三鷹事件再審を支援する会は1月19日に開催した「三鷹事件の再審開始を求める集い」で採択、署名いただいた「要請書―冤罪・三鷹事件について、未提出証拠を直ちに開示し、再審開始を速やかに決定してください」を提出しました。支援する会からは5名の代表が参加し、署名された要請書の束を渡しました。東京高裁の担当官は、私たちの要請に丁寧に対応され「確かにお預かりしました」と要請書を受け取りました。
その後、司法記者クラブで弁護団と支援する会が記者会見、翌3日に新聞報道がありました。
多くの新聞社・テレビ局が参加しており、関心の高さを感じました。
弁護団は裁判官との面会を求めましたが、書面提出後に検討するとの話があった旨の報告が弁護団からありました。時期は明らかにされませんでしたが、この裁判官との面会が次のステップになると思われます。

情報ソース:竹内景助さんは無実だ!三鷹事件再審を支援する会

2012年2月2日木曜日

ビデオ 10年目の現場検証

動画コーナーに「東電OL殺人事件 10年目の現場検証」をアップしました。

無実のゴビンダさんを支える会は、事件現場のアパートを1年間借りて現場検証を何度も行いました。このビデオは、そこから浮かび上がってきた事件の核心的な謎を究明しています。
事件現場をただの1度も見たこともなく逆転有罪とした確定審(東京高裁 高木俊夫裁判長)の事実認定がいかに机上の空論であるか、現場を見れば誰でも感じるおかしさから説き起こしています。

2012年2月1日水曜日

記者会見予定

三鷹事件弁護団は、2月2日午後1時半より司法記者クラブで記者会見を行います。